早めに専門家である弁護士に相談するのが一番
離婚で失敗しないためには、何といっても早めに専門家である弁護士に相談していただくのが一番です。
離婚は人生の一大事、そう簡単に決心できるわけではありません。
しかし、一旦、決意したならば、または、離婚せざるを得ない状況に追い込まれたならば、正確な法律知識を知ることがあなたの精神的な支えになるはずです。
たとえば、一番問題となる足元の生活費や子供の養育費用など、経済的に自分がどれだけ相手に請求する権利があるかを知ったり、権利を実現する方法や今後の手続き、見通しを知ることで、将来的な道筋が見えてくることでしょう。
また、同居中に手を打っておくことで相手より優位な立場に立てる場合もあります。
家庭内でのできごとは、外からは見えません
相手がどう言ったか、何をしたかを主張してみても、真実は誰にもわかりません。
調停や裁判になったときに、客観的な証拠が決め手になる場合が多く、調停や裁判の専門家である弁護士からアドバイスを早めに受ける意味は小さくありません。
もしかしたら、相手が先に弁護士に相談しているかもしれません。
相手にだけ軍師がいて自分にはいない状況に置かれると、後で巻き返すのが難しくなる場合もあるのです。
子はかすがい
ただ、子はかすがいと言われ、子供を通じて別れてからも相手と一定の関係を継続せざるをえない場合もあるでしょうし、強制的な手段よりも穏便に養育費を支払ってもらう方が、養育費の支払いを確実にかつ継続的にできる場合が多いでしょう。
ご縁があって夫婦になった相手と憎み合って別れるよりも、できれば相手を思いやって別れる方が望ましいと考える方もいらっしゃるかと思います。
もっとも、相手を思いやるためには、自分に心のゆとりがないと思いやることはできません。
専門家に早めに相談して、自分を知って、相手も知って、事前に打つべき手を講じる。
こうして相手よりも優位な立場に立って心のゆとりを持つことができ、新しい自分の未来に笑顔で、安心して船出をすることができるのです。